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抱きしめ合ったら脇汗

1年ごとテーマの変わる冬眠型もてらじ村民ブログ

DIYが面白い


DIYは面白いのである。

 

それにしてもDIYという言葉は、定着した。

DO IT YOURSELF の略だということも含めて定着した感がある。

 

江戸弁に訳せば「てめぇでこしらえな」あたりだろうか。

実にいい。なんでも自分でやっちゃうという発想が、実に好きだ。

 

人の力を借りるのも、生きていく上ではとっても大事なことだ。

だが、他人を介在させると、『軋轢』というデメリットはどうしてもつきまとう。

 

(こんな風になるなら人に頼むんじゃなかった・・・)

と、面倒くさい感じになった経験は、誰しもあるのではないだろうか。

 

その点、DIYという発想はキッパリと潔い。

失敗しても、己が悪いってだけだ。すごくシンプル。

目の前の創作物との間には、人間関係など当然ないからである。

 

最悪、うまくいかなくて「うがー!!」となったら、壊すなり、燃やしてしまえばよいのだ。


そこへいくと、相手がモノではなく人間だったとしたら、そうもいかない。

 

(ダメだ。うまくいかなくて腹立ってきた。いいや、アイツ燃やしちゃおう)

とは、あまりならない。

 

「え?オレよくなるけど?」という方は、自分がサイコパスになっちゃっている事に気づいていない可能性があります。


早めに鉄格子のついた病棟への、宿泊予約をすることをおススメします。連泊でお願いします。

 

 

DIYには、否定派もいる。

例えば、「買った方が早い」派。

これは一理ある。買った方が、専門家の努力や、企業努力のおかげで、品質も断然良かったりするからだ。

 

しかし、今回は、合理的な側面からのお話しをしているわけではないのである。

あくまで『DIYが面白い』という話。お・も・し・ろ・い、だ。

 

つまり、メンタルの話であり、遊びなのだ。

そしてその遊びは、大人になるほど、幅も深みも、可能性もグンと広がるから、楽しいわけだ。


人生とは、暇つぶしなのであり、どうせつぶすなら楽しい方がいいのである。

 

日本は目の付け所が細かいので、やろうと思えば大抵のものはDIYできてしまうが、ちなみに僕のよくやるDIYは、『木材系』である。

 

父親が大工なのもあって、僕自身はほぼ知識や技術が無いのにもかかわらず、道具がアレコレあるだけで、いろんなモノがあっという間に作れる。

 

どうでもない平屋建ての民家の内装や外装を、あれこれDIYして自分のカフェも作っちゃったし、こないだは知人の家のキッチンを丸ごと改装してしまった。(床から剥いで、壁のタイルも剥ぐところからやったので、途中さすがにちょっと不安になったが)

 

大変だったし、そもそも僕は両膝がチタン等の金属でできている。ワンピースのフランキーと違うのは、金属でできているのにもかかわらず、体が弱いということだが、そんな僕でも、やればできちゃうもんである。


大変だったが、完成した作品(?)を眺めれば、心は高原の青空のように晴れる。

 

こんなことを書くと、性格が細かくて、コツコツやるタイプだと思われたりもするかもしれないが、僕のDIYはいたって雑である。

 

大工の父親からは「俺にはこういう仕事はできねぇ…」と毎回言われるほどにテキトーな作品をバンバン作る。


設計図とか、ほとんど書かない。フィーリングでいきなり木を切り刻んでゆくスタイルである。だって、失敗したらデストロイしちゃえばいいのだ。実に気が楽だ。

 

 

 

木工系DIYで、これだけは必須だなという、電気を使う道具がある。

インパクトドライバと、電動丸ノコ、この二つである。

インパクトドライバは、ビスどめをしたり、ドライバーの部分をドリルに付け替えて穴を空けたりする道具。丸ノコはその名のとおり、丸い刃が回転するノコギリ)

 

この二つがあるだけで、作業スピードが全然違う。天と地ほどに違う。

そして、意外に、大人なら手に入る値段なのである。ホームセンターに行けば分かる。

選ばれし民のための道具ではないのだ。

 

例えば、本棚というものは、既製品に満足できないことが多いと思う。

本の高さにぴったりくるように、棚がそろっていると、実に見ていて気持ちがいいが、既製品だとそうもいかない。

 

また、(ここのスペースに本棚を置きたい!)と思っても、デカくて入らなかったり、スカスカだったりする。


ただでさえ狭い島国ジャパンの、狭い住居に僕らは住んでいるわけなのだから、そこにデッドスペースが発生するのは実にもったいない。

 

そこで、インパクトドライバと、電動丸ノコである。それがあれば、自分の望む大きさや形の本棚なんて、ホントに一瞬でできてしまうのである。

 

手動ノコギリなんて、もう二度と使えなくなること請け合いだ。世界が違う。

丸ノコは早いし、正確に切れる。

ホームセンターで買ってきた木をバンバン切って、インパクトドライバで、チュインチュインとビスどめしていけば、本棚なんてあっという間だ。

 

(カフェ内には本棚をいっぱい作った)

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もしコンパネとか、大きめの木材、または太めの木材を使う場合は、ホームセンターで数十円で切ってくれるサービスをしている所があるから、切ってもらっちゃうと、持ち帰る時も含め更に楽だ。

 

 

 

DIYは、凝るとイヤになるのだ。というのが持論である。(というか僕が単にせっかちだから、細かいことよりも、完成させる事に重きを置いているだけだけれど)

 

だから、

本棚の色を塗るのが面倒なら、塗らなくてもいいような、ナチュラルな素材の好きな色の木材を選んでくればいい。別に濡れるような屋外に置くわけもないだろうから、ニスなんて別に塗らなくてもいい。最後に軽くペーパーやすりでもかければ終了である。

 

 

ただ、塗る系のDIYも、なかなか悪くない。

最後に、先日、カフェの屋根を自分で塗ってみた話をして終わりにする。

 

屋根塗りなんて、業者に頼めば、範囲にもよるが10万くらいは普通にかかる。

その点、自分でやると当たり前だけど断然安い。全部で2万5千円くらいだった。

 

うちの地域は豪雪地帯なので、瓦屋根などない。トタン屋根だから、それ用のペンキをAmazonで買う。アサヒペンの1万2千円くらいだ。これを2つ買い、(かなり余ったので他にもいろいろ使っている)あとは塗るためのローラーと、屋根を洗うためのホースとデッキブラシを買っただけだ。

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初日にうっかり炎天下の中で作業したら、熱くて倒れそうになった。

しかし、『ショーシャンクの空に』という映画の中で、アンディ・デュフレーンが鬼看守に法律のアドバイスをする代わりに「皆にビールを」と言っていたあの屋上の風景と、なんだかシンクロがちょっとあって、楽しかった。

 

ただ、下戸の僕が屋根でビールを飲んだら、多分落ちて死ぬのでやめておいた。

 

その後、数日に分けて、日差しのない曇りの日にちょっとずつ塗った。

塗っていくうちに、慣れも出てきて、作業自体が楽しくなってくる。

さらに、モノを大切にしている感じというか、古びたものが、また息を吹き返すその感じも実に楽しい。

 

塗り終わった屋根を、地上に降りて眺める。

その満足感たるや、なかなかのものである。

 

つまり、クリエイティブなものの創造、とかそんな大げさな人じゃなくても、DIYは『画用紙に描くより実用的なぬり絵』くらいライトに、そして十分に楽しめるのだ。

 

楽しみ方は人それぞれなので、自分なりに微調整しながら楽しんでほしい。

「ビールをやりながらDIYするのって最高だよね!こないだドリルで手に穴開けちゃったけどね!アハハ!」

とか

「嫁と一緒にDIYしたら、久しぶりに力を合わせているって感じがして、なんだか付き合い始めた頃みたいで楽しかったんだ。その夜は久しぶりに燃えたよ」

 

とか、そういう力がDIYにはあるはずだ。・・・と思う。

 

 

ということで、そろそろ終わりたいけれど、まとめ方が分からなくなってきたので、

「みなさんも、たまにはDIYなんていかがでしょうか」

という、最高にどうしようもないまとめ方で今日はおしまい。

 

それではまた偶数の日曜に。 ごきげんよう。