読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

抱きしめ合ったら脇汗

1年ごとテーマの変わる冬眠型もてらじ村民ブログ

信州の温泉が面白い(白馬編)

2016年『アレが面白い』

 

温泉は面白いのである。

 

まず、意外かもしれないが、実は温泉は、デートとしてかなり使える。

ただ、使い方は慎重にしないといけない。お化粧の問題や、髪の毛が乾く乾かない(長さ・ドライヤーの有無)などがあるので、初デートの午前中に連れていくなどしては絶対にダメである。しかし、ある程度の条件をクリアした後は、楽しいデートになる。湯船が別々なのに、だ。あとで紹介するが、混浴、というシステムもまだ存在するし、貸し切り風呂、というものも最近増えてきたので、お付き合いしている二人なら、貸し切りの露天風呂に一緒に入ったりすれば、一生の思い出になっちゃったりするかもしれない、というわけだ。

 

一旦、デートか離なれよう。興奮しちゃうし。

 

温泉の楽しみ方は、ざっくり分けて2種類あると思う。

1つは、温泉宿。

旅、料理、宿泊、温泉の幸福4点パッケージとしての楽しみ方。

そしてもう一つは、いわゆる外湯である。

 

ちなみに僕の住む信州は、この外湯の数で全国1位らしい。知らなかった。

 

温泉の数は北海道が1位なのだけれど、北海道の人に聞いたら、やはり外湯ではなくて、温泉宿に行って、宿泊客以外でも入浴できる時間に入りに行くスタイルがほとんどだそうだ。北海道の人2人に聞いたんだけれど、そもそも【外湯】という言葉を知らなかった。そのくらい一般的ではないということなのかもしれない。

 

そもそも外湯とは何か。

知らない人もいるだろう。だって温泉の数が日本一の北海道民が知らないんだし。

あれです、銭湯スタイルです。つまりは。

お湯が、水道水じゃなくて温泉。それだけのことです。

 

あ、足湯のことじゃないよ?確かに外にあるけれど。

ていうか足湯を知らない人もいますかね?あれですよ、噴出量の多い温泉なんかにありがちなんですけど、毎分すごい量リットルの温泉が出まくってて、あちこちに垂れ流しになるのももったいないので、靴下を脱いで足だけあったまれるようになっている場所があるんですよ。だいたい屋根つきで。それが、足湯。無料です。有料の足湯とか見たことないけど、あるのかな。

 

ちなみに信州のかなり新潟寄りに位置する、JR白馬駅というところの駅構内に足湯があるんですが、そこは24時間入れるんです。終電が22時半頃に去って、駅の電気がすべて消えてからも、駅とはくっついているけど入口が別なのもあって、ドアつき屋根つきで24時間温泉が流れてます。

 

なので、夏のシーズンの夜に行くと、次の日の朝早くに登山するために前ノリしてる人なんかが、その足湯の床とかに寝袋で寝てたりしてびっくりする。

(あっ…すみませーんお休みのところ)

と、そっとドアを閉めた後に気付く。

 

こんな公共の場で寝ないで!!!

その人の家じゃないんだし、こっちも堂々と入ればいいんだけれど、狭いから気になって足湯なんて楽しめないでしょもー。寝息スースーたてて床にシュラフで寝てる知らない男と、夜の密室で静寂に包まれて楽しい人などいない。え?いる?いないよね?

 

そもそも白馬駅は、登山への入口がいっぱいある最寄り駅なせいで、終電後は駅の大きなドアの真ん前にドーン!とテントを張って寝てる猛者もいる。さらに言えば、若い大学生の登山集団なんかは、テントさえ張らずに、駅の入口に横一列でズラーーーッ!とシュラフを並べて寝てたりする。なんだかよく分からないけど、シュールな光景である。

 

さて、信州の外湯は、そんな登山愛好家たちが下山後に疲れを癒すためにも、よく利用される。しかし、僕の経験則では、登山愛好家たちがワーッと押し寄せる夏休み前後の、登山道のある地域の外湯に行くことは、おすすめしない。

 

ただし逆に、山男たちの、むせかえるような男の臭いに性的興奮を覚えるという方は、むしろ狙うのはその時期その地域である。脱衣所に入った瞬間から酸っぱいフレーバーが充満してて、おちんちんがパンパンになること請け合いだ。湯船も、温泉に入ってるというよりは、『男汁』に浸かっている気分なので、至福であろう。なんといってもダシの量が違う。利尻昆布や、香川のいりこなんかより全然ダシが出てるはずだ。

 

スキー全盛期の冬も、同様の理由で、僕はスキー場近くの外湯には行かない。

ただ、面白い。白馬の冬なんかは近年、オーストラリア人が8割、ヨーロッパ1割、日本人1割くらい(本当です)の勢力図になっているので、温泉で白人の裸が見放題である。夜の露天で、暗闇の中ライトアップされた白人の胸毛を堪能するには事欠かない。

 

けれど、オージー女性の胸ならまだしも、オージー男性の胸毛に興味のない僕は、冬は白馬の温泉なんて行かないのである。

でも大丈夫、信州に外湯なんて山ほどあるのだ。それこそ日本一あるのだから。

 

ちなみに、僕の住んでる白馬・小谷というエリア。

この2つの小さな村の外湯を、思いつく限り挙げてみる。

 

今回は、白馬エリア。

1.かたくり温泉『十郎の湯』600円 

2.八方温泉『八方の湯』800円

3.八方温泉『第二郷の湯』600円

4.八方温泉『みみずくの湯』600円

5.八方温泉『おびなたの湯』600円

6.八方温泉『北尾根の湯』600円

7.塩の道温泉『倉下の湯』600円

8.塩の道温泉『岩岳の湯』600円

9.白馬姫川温泉『天神の湯』600円 (ハイランドホテル内)

10.みずばしょう温泉『古民家の湯』1000円 (ホテルシェラリゾート内)

 

現在は、消費税とともに値上がりして、だいたい600円が多い。そしてこれらの温泉には、共通チケットがあって、村のローソンなんかで買えるのだ。2000円で買うと、2500円分として使えるので、数人で行くとすぐにお得になる。あと100円引きのチケットが、無料であちこちに置いてあるので、行く人はその辺の駅ロータリーの案内所とか、タクシーの運転手にでももらうといい。

 

このほかにも、ホテルや温泉宿で入浴だけさせてくれるところがいくつかあるけれど面倒なので割愛。

 

人口が数千人しかいないのに、2桁以上の外湯は、多い方だろう。そして湯量があるので、ほとんどの外湯が、源泉かけ流しである。8と9だけタンク車で運んできて循環だったはずだ。

 

ということで、僕が人を連れていくなら、主に3択。

まず成分と色で選んでもらう。

1.『倉下の湯』

色が茶褐色で、(温泉入ってる気するわー)って味わいたいならここへ。白いタオルは茶色くなる。湯船は大きな露天風呂がドーンとあるだけのタイプだ。

 

2.『八方温泉みみずくの湯』

八方温泉は、アルカリが強い。ネットで調べてもらったら分かる。日本でもほとんどトップだ。「男の僕でも、入ってる最中から肌がスルスルとしてくるのが分かる」なんて言うと、女性はここを選んだりしがち。でも本当にスルスルしてくる。色は無色透明で無臭だけれど、成分は強い。その八方温泉の中でも、露天の景色と、値段と設備のバランスにより、みみずくの湯を選ぶことが多い。

 

そして最後は、成分ではなくて、景色重視。

3.『天神の湯』

ここは、ホテル内にあって夕方5時くらいまでしか入れないし、かけ流しでもないのだけれど、眺めが抜群なのだ。北アルプスが西側の山になるのだけれど、白馬の温泉のほとんどが、その西側に集中している。しかし唯一、東側の山際にあるのが、この天神の湯で、晴れていて北アルプス山頂付近(白馬槍ヶ岳・杓子岳・白馬岳・五竜岳など)が見える日は、ここの露天風呂にゲストを連れてくると感動してくれる。

 

とまあ、おすすめはこんな感じだ。

ちなみに足湯は3つあって(八方の湯の前・みみずくの湯より200m東・駅構内)、貸し切りできるところもある。カップルは貸し切りでいちゃいちゃすればいい。ただ興奮しすぎてセックスするのはやめときましょう。いや、別にいいのか?大声で迷惑かけなければ。その辺分からなくて不安なら、おっぱい吸うくらいにしとこうね。

 

最後に、白馬鑓ヶ岳の中腹にも温泉があることを紹介して終わりにする。

白馬岳から回って来ても、猿倉という登山口から山しても4時間以上 かかりやがるので、僕は唯一行ったことがない。

 

雲上温泉である。雲の上だ。だから御来光はもとより、星空なんかも露天風呂からドカーンと見えるらしい。すごい。標高日本一の天然湧出量らしい。毎分760リットルだ。すごい。

 

すごいけど、たぶん一生行けない。

 

 

 

ということで、今日はこの辺で。

次回は、小谷(おたり)編をやりたいと思います。

 

それではまた偶数の日曜日に。ごきげんよう。

 

 

 

f:id:otoshita:20160921224454j:plain(写真は白馬ではなく、山ノ内町地獄谷野猿公苑