【第六の門】とりしん
信濃の國のどこか。
その門を一度くぐって、帰ってきた大柄はいない。
月に二度だけ現れる大柄の門…
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肉。
肉はうまい。えらい。
大柄の門は、肉ばっかりと言われるかもしれない。
でも、美味しいから仕方ないじゃない。。。
だから今回もお肉、そしてジャンルは『焼き鳥』だ!
「焼き鳥って嫌いなのよね」
って言ってる人を僕はまだ見たことがない。
焼き鳥をお土産に持って行って、
「おばあちゃんがまたニシンのパイ持ってきたのぉー!…あたしこのパイ嫌いなのよね」
のように、不評を買ったという話も聞いたことがない。
みんな大好き焼き鳥。
だが、お酒とセットな感じがあるので、体質的にほぼ酒の飲めない俺は、いわゆる焼き鳥屋に行く機会がない。
そんな僕ですら行ってしまう魅惑の焼き鳥屋が今回の門『とりしん』だ。
僕はここのネギマの葱のとりこ。最高にうまい。
ここのネギマは胸、ネギ、モモ、モモ、ネギ、胸と、肉が混合になってる。
珍しくないですか?
しかも、写真で伝わらないけれど、その辺の店の二倍はあろうかというデカさなのである。
そして大将が、坊主頭にねじり鉢巻。
もう、焼き鳥屋さんにあるべき見本のようなお姿をしてらっしゃって。
坊主頭 鉢巻 炭 ときたら焼き鳥しかないですよね。うんうん。
そんな大将は、他人に焼かせない。
一人で焼ける量を、付きっきりで焼く。
はい、ここで問題です。一人しか焼かずに、鶏肉がでっかいとどうなるでしょうか?
答えは、出てくるのが遅い!そりゃそうなりますよね。
焼き鳥の一本目が出てくるまでに、生中二杯くらい軽く飲み干しちゃいます。
呑めない僕は、コーラとウーロン茶くらいは啜ることになる。
だから、お通しの豆腐とか、生キャベツなんかを注文しておくとベターだと思う。
奥にグレープフルーツが見えるだろうか。
とりしんはなぜか、グレープフルーツサワーだけ、生のグレープフルーツを使うのだ。
グレープフルーツサワーと焼き鳥がうまい。そんな不思議な一面もある。
ちなみに、コーラもすごい。微炭酸である。「あれ?これ気が抜けちゃってるや…すみませーん!」と店員さんを呼び、目の前で瓶コーラの栓を抜いてもらったことがある…微炭酸だった。おんなじだった。それ以来いつ行っても、コーラ特有の激しいシュワシュワ感のない瓶コーラが安定して味わえる。
あ、そうそう。ここの焼き鳥は、全部塩。
タレもあるらしいけれど、まず一通り食べてみてからでも遅くない。
ちょっと塩が強めの味付けだが、とにかくうまい!でかい!
伝わらないけど、 手羽先はこんな感じ。実物おっきいよ。
まだまだ快進撃は続く。
遅い!うまい!でかい!に加え、更にコンボが乗るのだ。
それは、安い!
「おまかせ」ってメニューを頼みますと、
6本で630円っていう、破格のお値段。なんと、消費税8%の時に値上げをしなかったのだ!大丈夫なのか?
この美味しさでこのでかさで、一本105円っていうのはすごい。
食えば分かります。すごさが。大将は商売で儲ける気がないのかもしれない。
おまかせ630円は、日によって違うけれど、さっきのネギマ、手羽先はたいてい入っている。
あとは
軟骨↓とか
ハツ↓
このハツがまたすげーうめーの。食べてほしい。このハツを!
あと写真撮ってないけど砂肝あたりが出て、最後に野菜串が出て、計6本。
昔、焼き鳥の盛んな福岡県に住んでましたけど、
こんなにうまくてお得感のある焼き鳥屋はなかった!
断言できます。うんうん。
福岡はそもそもこの店のように、メニューに米など一切ないような、焼き鳥だけを出す店がなかった。
「東京の焼き鳥屋って、焼き鳥だけらしいっちゃん…」
「ええっ!?一緒にお刺身とか食べれんと?他の食べたい時はどうすっとよ?」
「我慢?」
「イヤやー!!」
みたいな福岡県民の会話を、実際に何度も聞いたものである。
関西や、四国、中国とかはどうなんだろうか。焼き鳥屋と言えばほぼ焼き鳥メニューだけの文化なのか、それともいわゆる『炭火焼肉がウリの居酒屋』的なものが主流なのか、気になるところだ。
あと、おまかせにはあまりラインナップされてないので
必ず単品で頼むメニューがこの「ささみ」
これはファンが多い。
中が半生になっていて、とっても柔らかく仕上げてあり、上にはわさびが乗っている。
僕はわさびが効きすぎるので半分取って食べるとちょうどいい。こんなウマイささみの焼き鳥はここ以外で食べたことがない。信州はわさびの産地でもあるが、ささみに乗っているのは生わさびではない。そりゃそうだ。一本105円で生わさびなんて高級品使えるわけないものね…。でも一度生わさびで食べてみたいものだ。
ちなみに単品での注文は、130円くらいになる。
そう考えると、一本あたり105円の『おまかせ』のお得感たるや。
飲み物を2~3杯飲んで、おまかせを一通り食べ終えた頃には時間もかなーり経っているので、「じゃあそろそろお会計お願いしまーす」なんて言うと、「えっと、2000円です」なんて言われる。酒の値段は安いってことはないけれど、とにかく焼き鳥の満足感がかなりあるので(え?安くないか?)という印象をきっと持ってもらえることと思う。
そして最後にひとつ。忘れてならないメニューがある。
レバーだ!
はー。まいったね。これがね、もうね、うまい!最高。
火加減がすごい。ボソボソ感がなく、しっとりとレバーのうまみを感じられる一品だ。レバー苦手じゃなければ是非食べて欲しい。
帰る時には、大将が「ぁしたっっ!!!」とかしわ手を打ってくれる。
「パンッッ!!!」と響く、その音色を聴いて、帰路に就くのだ。
ちなみに、このとりしんは駅前にあり、その駅前商店街付近にて9月に、年に一回、4時間だけ開催されるイベントがある。
昨年のこのブログでも紹介した『三蔵呑み歩き』だ。
このブログも参加しているもてらじ村を主催?しているBS@もてもてラジ袋のぶたおさん、てっちゃんさんがもし信州に来られるようならお連れしようと思っていたのが、『三蔵呑み歩きからとりしん』というスーパーコンボだ。
その日の特別列車も出るし、お酒好きな大柄のみんなは、是非ともコンボをキメに信州に遊びに来て欲しい。とってもおすすめだ。その日はすごく混んでいるとは思うけれども・・・
火曜定休
1800-2300
信濃大町駅より徒歩2分
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さて、締めは並行企画の
半年で腕立て伏せ100回への道
企画説明はこちらから
計測7回目。前回は35回。
【結果】
前回の体重 63.4kg (8/12)
今回の体重 62.4kg (8/26)
〔目標体重まであと1.4kg〕
前回の腕立て伏せ 35回
今回の腕立て伏せ 42回 +7
〔100回まであと58回〕
よっし!伸びた!12月24日の期限までがんばる!!!
次回、第七の門へ…