抱きしめ合ったら脇汗

1年ごとテーマの変わる冬眠型もてらじ村民ブログ

【第四の門】うしお

 

信濃の国のどこか。

その門をくぐって、帰ってきた大柄はいない。

月に二度だけ現れる大柄の門…

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第四の門をくぐりに、長野県は伊那市にやってきた。

 

お目当ては、ローメン。皆さんご存知だろうか。

ここ、長野県において、伊那市という場所でのみ盛んな食べ物である。

 

生まれも育ちも長野県の僕でも、大人になるまでぜんぜん知らなかったくらいの、

超絶ご当地モノだ。

 

この、ローメンという食べ物は、一応B級グルメとして世に出そうとしているが、

広まらない。全然広まらない。

 

なぜかというと、理由はその独特な味わい。

まず、マトン肉を使っている。その時点で、北海道出身者でもない限り、

全員が喜んで食べられるものからは除外されてしまう。

 

ただ、「ローメンって、何?ジャンルは?」と聞かれれば、

「んー。焼きそば?」と答えるほかない。

そう、日本人で嫌いな食べ物に挙げる人の方が珍しい、子供から大人まで愛されるでおなじみの『焼きそば』なのだ!

 

焼きそばなんて、ある程度いじったってウマい。塩焼きそばだろうが、海鮮を入れようが、辛くしようが、焼きそばはウマイものなはずである。

 

そんな万人LOVEフードである『焼きそば』という保守的なジャンルなのに、マトンという過激的な肉のチョイスをした事を、僕はあえて褒め称えたい。なんともいえない先駆者のスピリッツを感じる。山ほど敬遠する人は出るが、マニアは大喜びなはずだ。

 

伊那市ローメンを出す店の中には、マトンではなく豚肉を使う店もあるのだが、別にマトンマニアでない僕から見ても、(それはもはやローメンなのか?)と思ってしまうこともある。

 

しかし、ローメンの特徴は、マトンだけではないのだ。

これもかなり独特なのだけれど、麺がかなり太く、なおかつ蒸してから炒めているので歯ごたえがなんとも不思議な感じの焼きそばに仕上がっているのだ。

 

説明ばかりしていても仕方ないので、とりあえずご覧ください。

今回のお目当てのお店。『うしお』の、ローメン

並盛?まさか。大盛?まだまだ。その上の、超?もう一声!

ということで、超々(ちょうちょう、と読む)が、これだ。

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上に乗っているのが、マトン肉。

まわりのキャベツは、かなり柔らかく仕上がっていて、麺と一体化してウマイ!

 

グワシと箸で持ち上げる。

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たっぷりのボリュームではある。

だが、大柄の皆様ならあっという間に底が見える量だ。

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ランクが、「超々」なんていう大げさな感じだからビクビクしながら注文すると、

なんていうことはない。うしおのローメンは一体感があってウマイので、食べ切れてしまうはずだ。

 

だからといって(もの足りないな・・・)と感じる大柄の皆様は、落胆しないで欲しい。

2013年に来た時は無かったメニューだが、その後、超々を超える『無茶盛』というハイクラスが登場したのだ。

 

メニューからすると、数人で分けるような量らしいのだが…

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無茶盛 は、まだ未見。

誰かに一緒についてきてもらわないと、不安で注文できない…

値段も2050円という、ランチの麺類としては、かなり高めなのもあるけれど。

そんな弱い自分に、毎度奥歯を噛みしめている。

 

 

ちなみに、消費税の影響などで、

うしおのメニューは2年おきに来るたびに高くなっている。

 

2013年に来た時の『超々』は、850円だった。並盛は530円。無茶盛はまだなかった。

2015年時の『超々』は、880円に。並盛は510円となぜか安くなり、無茶盛が1667円で登場。

そして今回、

2017年には『超々』が一気に1050円に!並盛620円、無茶盛は2050円となった。

 

2013年からの4年間で、200円の値上げだ。

世の皆さんの時給も比例して上がっていることを願うばかりである。。。

 

 

 

 

 

 

(2013年のメニュー)

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(2015年のメニュー)

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(2017年現在のメニュー)

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ローメンの説明)

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値上げはしたものの、うしおは人気店だ。

今回も平日のお昼なのに、開店前に行列ができていて、開店同時にゾロゾロ店内に人がなだれ込み、あっという間に満席になりそうなほどに。

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ごちそうさまでした。

ちなみに、いままで黙っていたけれどローメンの食べ方は、自分でにんにくすりおろしを投入したり、ソースを足したり酢を足したり、七味をかけたりと、自分で好みのカスタマイズをするスタイルだ。

 

更に、実はローメンには『スープタイプ』というものも存在する。

「うしお」は焼きそばタイプだが、例えば「萬里」といううしおの近所にあるローメンの有名店は、スープタイプで、こんな感じだ。

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このタイプのローメンも、うまい。

 

「うしお」も「萬里」も、伊那市駅から歩いていけるので、電車の方は両方食べてみることが可能だ。 

車で来る人も、「いなっせ」というビルの駐車場が1時間無料な上に、「うしお」のすぐ前にあるから、これまた安心して両方食べ比べに行ってみて欲しい。

 

あともし、スープタイプのを、がっっつり食べたい!という大柄は、

車でしか行けないけど、「華蔵」というお店が超々のサイズを出している。

はしごして食ってきたのが、これだ。すり鉢!

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上から撮ると、全然伝わらないが、うしおの超々より確実に多い。

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持ち上げる箸の重みが…

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華蔵のローメン

1人前 700円

2人前 900円 (超大盛)

3人前 1000円 (超々)

7人前 4200円 

という、7人前で「え?急に?」とツッコミを入れずにはいられないような、なんだかよく分からない値段設定になっていておもしろい。

 

 

ちなみに、7人前は、チャレンジ型なので、自信のある大柄は挑んでみてはいかがだろうか。(チャレンジ賞金5000円30分以内)

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胃薬は持参すべしだそうだ…

 

 

 

 

 

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さて、締めは並行企画の

半年で腕立て伏せ100回への道

 

企画説明はこちらから↓

『大柄の門』企画説明 - 抱きしめ合ったら脇汗

 

 

 

計測5回目。前回は32回。いくぞー!

youtu.be

 

【結果】

前回の体重 61.9kg(7/9)

今回の体重 63.1kg(7/21) +1.2kg 〔目標体重まであと2.2kg〕

 

前回の腕立て伏せ 32回

今回の腕立て伏せ 32回 ±0 〔目標回数まであと68回〕

 

 

ふ、太った!!!さすがにローメン食いすぎたか!?

そして回数もまったく増えてない!

 

うう…これはちょっと、日々のトレーニングを見直さないといけない。

次回は必ず増やすぞ!体重じゃなくて回数を!!

 

 

 

次回、第五の門へ…