【第五の門】夜来香
信濃の国のどこか。
その門をくぐって、帰ってきた大柄は、いない。
月に二度だけ現れる大柄の門…
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第五の門をくぐりに、長野県は長野市にやってきた。
お目当ては、第三の門に続き、またもや唐揚げだ。
長野県は、別に鶏の産地ではない。
だが、やきとりの消費量日本一もまた、鶏の産地ではない青森県なわけだし、信州に唐揚げの名店が多くたっていいのである。
僕は勝手に(唐揚げを食べずして長野県を語って欲しくない!)とさえ思っている。
その大きな理由の一つが、信州唐揚げ界のレジェンド『みや川』の存在だ。
惜しまれつつも閉店してしまった無念は、昨年のこのブログでも書いたので、是非読んで欲しいのだけれど、
レジェンドの唐揚げは、とにかくデカかったの一言に尽きる。
ドラッグの快感は一度体験してしまえば最後、と言われるのと多分同じだと思う。あのデカさを体験してしまえば、普通の唐揚げにはもう・・・
それからというもの、僕はデカい唐揚げを探して、信濃の国を彷徨った。
そうして見つけたのが今回の、第五の門『夜来香』だ。いえらいしゃん、と読む。各地のスナックにありそうな名前だが、中華屋である。
…中華屋なはずである。赤いのれんにだって、ちゃんと書いてある。
が、看板をよく見て欲しい。
(え?とんかつ?)
そしてふと見上げるとそこには!
とんかつの店!?そうなの?どっちなの?
と、首を捻りながら店内に入り、メニューをパラパラとめくる。
(おい…なにかが起きているぞ…)
消されたとんかつメニューの数がハンパじゃない!
ジェイソン・ボーンに裏をかかれたCIA本部みたいな気持ちだ。
「おい!一体どうなってる!誰か説明できるやつはおらんのか!!!」
と。
仮にこの時の僕が、CIA諜報員だとするならば、ジェイソンボーンは、この店のオヤジだ。ボーンが、ありきたりな唐揚げなど出すはずもなかったのだが、
「はい、唐揚げ定食ですー」
と出された、ランチ唐揚げ定食800円を見た瞬間、またもやCIAの僕は耳に仕込んだマイクに(Shit!やられた!大至急応援要員を現場へ急行させてくれ!大至急だ!!)と伝えずにはいられないほどのシロモノが、これだ。
レジェンド「みや川」ほどはデカくないが、、、成人男性である僕のこぶしとの比較でも引けを取らない。
みや川が、ソフトボールの3号球とすると、この夜来香はソフトボールの1号球だ。
箸で持つ手への重みに、思わず胸がトキめく。
ちなみにこの日は、還暦を過ぎてはいる父親に唐揚げ定食を注文させた。
年齢はいっているが彼は大柄の大工であり、食は決して細くない。
しかし・・・彼はなんと唐揚げ8つのうち2つしか食えない有様であった!
女子なら5人くらいで分けて食っても空腹が満たせそうな破壊力はありそうだし、無理もないのかもしれない。
ちなみに僕も、まだ完食はしたことがない。
なぜかというと、残った唐揚げを持ち帰る用のパックを、ちゃんと用意してくれてあるからだ。これは何気に嬉しい。(このくらいの鶏肉がなんだ!無理すればいけないこともない!フンガー!)と、胃を凌辱するかの如く修羅に走らなくとも、腹八分目でやめて、お土産にすれば良い。実に大人になったと実感する瞬間だ。
ちなみに、ここまで黙っていたが、唐揚げは味付けが選べる。にんにく味と、しょうが味。
これは、すごく珍しいと思う。そして素晴らしい。
他の800円ランチにも唐揚げ級のモノがあるかもしれないのだが、いつもつい、唐揚げばかり注文してしまう。
基本的にメニューの感じは、中華屋なんだよなぁ…
夜になると、唐揚げ定食の値段が800円から1030円に値上がりするので、ランチがオススメです。
僕より早く、この店の隠れてる大柄メシを発掘した方は、是非教えてくださいね。
(2017年現在)
水曜定休
1130-1400
1700-2100
川中島駅より徒歩20分
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さて、締めは並行企画の
半年で腕立て伏せ100回への道
企画説明はこちらから
計測6回目。前回は32回。いくぞー
【結果】
前回の体重 63.1kg(7/21)
今回の体重 63.4kg(8/12) +0.3
〔目標体重まであと2.4kg〕
前回の腕立て伏せ 32回
今回の腕立て伏せ 35回 +3
〔100回まであと65回〕
回数は3回だけ増えた…
ついでに体重もどんどん増えてきている!ごはんが美味しい!どうしよう!大柄になる!医者から大柄禁止令が出てるのに!!(本当)
体重が増えると腕立て伏せは不利になっていく…
次回、第六の門へ…