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抱きしめ合ったら脇汗

1年ごとテーマの変わる冬眠型もてらじ村民ブログ

日本酒蔵の呑み歩きが面白い

 

 

日本酒蔵の呑み歩きは面白いのである。

 

新潟県はコメがうまいので日本酒どころだが、

長野県は水がうまいので、これまた日本酒どころなのだ。

 

商店街の中に湧き水を飲めるスポットがたくさんある大町市というところで、

1年に1度、たった4時間だけ開催されるイベントがある。

 

その名も『北アルプス 三蔵呑み歩き』だ。

 

名前そのままのイベントなのだけれど、

まず、1500円でお猪口を買う。利き酒でおなじみの、底に青でぐるぐる模様になっているアレ。

 

そのお猪口には、実は魔力がある。

悪魔的な効果により、酒蔵の杜氏達だけを解放的な気分にさせる。

 

杜氏「お?そのお猪口はなんだか気分がいいな…よし!ウチの酒蔵の酒、いくらでも呑んでいけバカヤロー!あっはっは!あっはっは!」

 

となる仕組みを利用している。

酒が飲みたくても飲めなかった江戸時代の庶民が、武器を持たず血を流さずになんとか酒にありつけないかと、霊感あらたかな婆さんに頼み込んで「酒蔵も生活があるでの。年に4時間きりじゃぞ」ということで昔から土地に根付いた風習の名残りである。もちろん嘘だが。

 

このイベントの優れている点は、

・駅からつながる(さびれ気味の)商店街がすぐ会場なこと

・それ専用の電車(たしか、ほろよい号、と言ったか)が出ること

・三つの酒蔵とも、商店街近辺にあり、容易に歩いて行き来できること

・ふるまいのお漬物やお惣菜、オニギリなんかも提供されており、家族連れも楽しめること

・普段は入れない酒蔵の中まで見学できること

・真昼間からお猪口に地酒を入れて呑みながら堂々と商店街を歩ける非日常感

・タクシーで10分程度で大町温泉郷があり、そのまま温泉と宿泊に連動できること

 

などが挙げられると思う。

 

三つの酒蔵をそれぞれ創業順に並べると、

・『金蘭黒部』の市野屋商店 (慶応元年創業)

・『白馬錦』の薄井商店 (明治39 年創業)

・『北安大國』の北安醸造 (大正12 年創業)

となる。地元の人でも好みは分かれる。

 

 

 

では、ここからは写真とともに。

 

北安醸造の入り口。

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入り口の樽酒は、標準グレードのやつ。

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このイベントがお得で楽しい所以は、高い酒がバンバン飲める!という点だろう。

3つの蔵でそれぞれ、純米や吟醸酒はもちろん、その日にしか出さないスペシャルな限定酒を出してくれるのだ!これは嬉しい。

 

奥に進めば、普段立ち入ることのない風景にも出会える。

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ごつくて急な階段があったり、巨大な釜に井戸水が注いでたりする。

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歩いて次の酒蔵、薄井商店へ。

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ここでも七種類くらいの酒が用意されていて、ウマイのでつい皆ガンガン飲む。

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ふるまいのお漬物をむしゃむしゃ。

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薄井商店の社長が、お酒を燗につけて、お酌してくれたりもする。

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創業が一番古い市野屋商店は、商店街の表側にあるため、激混みだった。

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原酒や吟醸酒、雪中埋蔵酒、にごり酒など、やはりどれも味が違うし、

当たり前だけれど、同じ雪中埋蔵酒でも、酒蔵によって味が全然違うから、飽きることがない。

 

 

そして、これだけ偉そうに解説しておいてなんなんだけれど、

実は僕はこの日、痛恨のハンドルキーパーであった。

 

僕は下戸であるが酒の味は好きなので、もちろん、三蔵の酒はそれぞれ飲んだことはある。「じゃあいいじゃないか、地元だからいくらでも買えるでしょ?」と思われるかもしれないが、よくない。

 

だって、この日だけのスペシャルな酒、飲みたいよ!

あと貧乏だから大吟醸なんてめったに買えないんだもの!!

 

でもね、仕方ない。

この日は、前回の記事で紹介したアーチェリー。それの月に1度のレッスンの日だったので、レッスン終わって速攻車を飛ばし、ジャージのままの生徒さん達を引き連れて参加したのでね。

 

レッスンの動画の中に、みんなで酒蔵をまわってる動画も2倍速で入れてあるので、興味のある方はどうぞ。

www.youtube.com

 

 

ということで、三蔵呑み歩きイベント、なかなか面白そうでしょう?

年に1度、昼の15時から19時までの4時間だけですよ!

9月の第1土曜に開催されてますので、興味のある方は友人知人、または酔わせたい恋人候補なんかをお誘い合わせの上、遊びに来てみてはいかがでしょうか。

 

 

それではまた偶数の日曜日に。

ごきげんよう。